第8回 引用、同意と反論、レポートの書き方
授業の概要
出席学生:7名
授業の流れ
1.要約(15分+5分)
2.要約FB(10分)
文型に注意
- Aによって/により → Bが分かる/分かった/明らかになった
→ 「よって」は原因、手段をあらわす
- Aによると/によれば → Bである。/という。/ということである。
→ 「よると」は情報源を示す。
3.作文FB(10分)
- ただ引用するのではなく、なぜ引用するのか、引用の意味づけ(説明)をすること→ レポートのオリジナリティ
4.12課の説明(同意と反論)(10分)
よく使う表現
- Aの見解には問題がある。(反論を示す)
- Aが述べているように~。(同意を示す)
引用の書き方に注意!
- 引用は、実証できるように書くこと。必ず、読者が文献を辿れるように書く。
- 引用の書き方は分野によって違うため、教科書を参照しながら、分野に合わせた書き方を身につける(いろんなスタイルを混ぜないように)。
4.期末レポート説明(20分)
- レポートには、表紙の書き方から書く手順まで、決まった枠があるので、それに沿って書くこと。
- レポートは論証型を求められることが多い。
(単に文献をまとめたり、調べたことを報告するようなものではない)
- レポートを書く際には、(自分の)論点を定めることが大事。
→どんなレポートを書くことが求められているのか?考えながら書く。
※論点が広すぎるのはNG。できるだけ狭めて書く。
Ex.日本語教育における作文教育→ 上級者の作文教育
授業の感想
- 期末レポートに向けてレポートの書き方を学ぶ回だったが、年末のため、参加学生が少ないのが残念だった。しかし、参加学生が少ない場合、学生の反応を見やすくなり、一人ひとりの回答を確認したりするなど、普段はできない対応ができるというメリットもあると感じた。
- これからの作文の宿題は、課題の提示から考察まで、レポートを意識しながら書くことが望ましい。これまでの宿題で、考察部分を書いていなかった学生が考察を書こうとするときに、どのような問題が出てくるのか、注意したい。