J850 書く 授業記録

「J850 書く」の授業記録用ブログです。

第8回 引用、同意と反論、レポートの書き方

授業の概要

出席学生:7名

授業の流れ

1.要約(15分+5分)

2.要約FB(10分)

文型に注意
  • Aによって/により → Bが分かる/分かった/明らかになった
     → 「よって」は原因、手段をあらわす
  • Aによると/によれば → Bである。/という。/ということである。
     → 「よると」は情報源を示す。

 

3.作文FB(10分)

  • ただ引用するのではなく、なぜ引用するのか、引用の意味づけ(説明)をすること→ レポートのオリジナリティ

 

4.12課の説明(同意と反論)(10分)

よく使う表現
  1. Aの見解には問題がある。(反論を示す)
  2. Aが述べているように~。(同意を示す)
引用の書き方に注意!
  • 引用は、実証できるように書くこと。必ず、読者が文献を辿れるように書く。
  • 引用の書き方は分野によって違うため、教科書を参照しながら、分野に合わせた書き方を身につける(いろんなスタイルを混ぜないように)。

 

4.期末レポート説明(20分)

  • レポートには、表紙の書き方から書く手順まで、決まった枠があるので、それに沿って書くこと。
  • レポートは論証型を求められることが多い。
    (単に文献をまとめたり、調べたことを報告するようなものではない)
  • レポートを書く際には、(自分の)論点を定めることが大事。
    →どんなレポートを書くことが求められているのか?考えながら書く。
    ※論点が広すぎるのはNG。できるだけ狭めて書く。
     Ex.日本語教育における作文教育→ 上級者の作文教育

 

授業の感想

  • 期末レポートに向けてレポートの書き方を学ぶ回だったが、年末のため、参加学生が少ないのが残念だった。しかし、参加学生が少ない場合、学生の反応を見やすくなり、一人ひとりの回答を確認したりするなど、普段はできない対応ができるというメリットもあると感じた。
  • これからの作文の宿題は、課題の提示から考察まで、レポートを意識しながら書くことが望ましい。これまでの宿題で、考察部分を書いていなかった学生が考察を書こうとするときに、どのような問題が出てくるのか、注意したい。