J850 書く 授業記録

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第二回 要約文の作り方、第3課

基本情報

参加学生:12名(初参加者1名)

授業内容

1.イントロダクション(10分)

・出席
名前の読み方などを確認する

・プリント配布+宿題の返却
宿題返却の際に、名前を明記すること、Wordを使用すること、など、個別に注意。

※機材トラブルのため、授業開始が5分遅れた。

2.要約文の作り方(20分)

・配布したプリントに沿って、要約文の作り方を説明
 ◇構造を変えずに、記事をそのまま縮めることが重要!
 ◇新聞記事の特殊性に注意!(構造、文体など)

3.学生同士で要約文の見せ合い(10分)

・宿題未提出の学生は、配布されたプリントの確認

4.要約文の作成(20分)

・15分で書き終わった学生が少なかったため、3分延長した。

5.第3課の説明(10分)

 

授業メモ

全体的な感想

前回よりも出席者が減り、今回の授業に出席した学生を中心にメンバーが固定されていくものと思われる。第一回目の授業は授業の紹介やイントロダクションに終始してしまうため、ある意味では、メンバーが固定され、授業の内容に入って行く、第二回目の授業こそが、本当の初回授業であると言えるだろう。
前回は、初回授業という観点からメモをまとめたが、今回は二回目の授業という観点からメモをまとめて行きたい。

学生の名前と顔を覚える

今回の授業では、出席確認を兼ねて、各学生の名前の読み方や呼び方の確認がなされた。この授業には、①予習型であるため、学生がきちんと宿題をこなすことと、それに対する教員からのフィードバックが重要である。②また、学生同士の課題の見せ合いがある。という二つの特徴があり、教員と学生、学生同士の関係性があまりに希薄だと、授業がうまく行かない可能性がある。そのため、学生の名前を覚えるのは、当たり前のことかもしれないが、特にこの授業では重要であると感じた。

  • メモ:留学生の名前は読みにくいものも多いため、授業を円滑に進めるためにも、授業に出席することを決めた学生の名前の読み方や呼び方を、教員の側から確認して行く必要がある。

授業の流れと方向付けを決める

第二回目の授業は、メンバーが固定され始める授業である。そのため、第二回目の授業とは、「これからどのような流れで授業をしていくのか」を学生に提示する授業として位置付けることができると感じた。この授業では、毎回、教員から学生に今日の授業の流れについて説明がなされるのだが、特に、学期の前半の授業では、最初に授業の流れを説明しておくことは、学生が授業に馴染むために有効な手段だと思った。
一方で、授業の流れをある程度決めていても、学生の様子や授業の残り時間に応じて、柔軟に授業の内容を変更して行かなければならない。今回の授業では、要約の説明と要約作成に時間がかかったため、当初の予定であった、第1課、第2課の授業の説明を飛ばして、次回の宿題のために必要な第3課の内容の説明をすることになった。
このように、二回目の授業は、学生に授業の流れを覚えてもらうと同時に、学生の様子を見て授業の流れを決めて行く、今後の授業の方向付けを考えるために重要な意味を持つと感じた。

  • メモ:二回目の授業では、学生の様子を見ながら授業の流れを決め、学生にこの授業はどのように進んでいくのか掴んでもらう必要がある。

 

感想

まだ学生も授業の雰囲気を掴めておらず、先生もどんな学生が来ているのかまだ把握できていない段階にあるので、第二回目の授業は、授業の流れを柔軟に決めて行かねばならない。今回の授業のように、ベテランの先生が教鞭をとっている授業ならその場その場でうまく対応ができるが、まだ授業をやりなれていない場合、そこまでうまく対応できないと予想されるので、特に、学期の前半は、いろんな事態に対応できるよう、入念な準備が必要だと感じた。